2015年に続き、2016年もユベントスにとって素晴らしい1年でした。2016年の5大ニュースをランキング形式で振り返ります。
第5位 ヨーロッパでの手応え
ここ数シーズンにおいて、ヨーロッパでも戦うことができるというところを示し続けています。2015/16シーズンはグループリーグでマンチェスター・シティ、セビージャ、ボルシアMGと同居し、2位でラウンド16に駒を進めました。そして、その最初の相手はバイエルン・ミュンヘン。ファーストレグでは2点を先制される苦しい展開ながら後半に2点差を追いつき、ドローに持ち込みました。セカンドレグではユーヴェが不利と言われながらも2点を先制。最終的には後半に2点差を追いつかれ、延長戦で2点を追加されてしまいましたが、ドイツ王者をあと一歩のところまで追いつめる素晴らしい戦いぶりでした。
第4位 スクデット5連覇、コッパ・イタリア連覇
マッシミリア―ノ・アッレグリのチームはスクデット5連覇とコッパ・イタリア制覇を達成しました。カンピオナートでは危なげない戦いぶりで、終始順位表のトップを快走。とりわけ失点20は驚異的な数字とも言えます。ジャンルイージ・ブッフォン、アンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチのディフェンス陣は言うまでもなく、チーム全体の献身的なプレーが生み出した結果です。2016/17シーズンも悪くない戦いぶりを続けており、スクデット6連覇の可能性が十分にあります。
第3位 夏の補強
私が見てきたユベントスの補強では1、2を争うほどの驚きを与えてくれました。とりわけナポリからゴンザーロ・イグアインを獲得したことは衝撃的でした。アンドレア・アニェッリ体制になって5シーズン目、フロントは大きな勝負に出たように思います。それはヨーロッパを獲るという強いメッセージにも受け取れました。また、ミラレム・ピャニッチ、メフディ・ベナティアらを獲得、そしてジュアン・クアドラードを再び呼び寄せて各ポジションの補強が着々と進みました。一方で多くのユヴェンティーニに愛されたシモーネ・パドインとの別れがありました。彼のユーヴェ・スタイルとも言える献身的なプレーと謙虚な姿勢に大きな拍手を送ります。
第2位 ブッフォンが新記録樹立
そのゴールキーパーはいつも私たちに驚きと感動を与えてくれます。ジジ・ブッフォンはいつも変わることなくそこにいます。そしてスーペルなプレーを普通のプレーに見せてしまいます。2016年3月、ユーヴェのゴールマウスを守るヌーメロ・ウーノがトーロとのダービーマッチで973分間無失点というリーグ最高記録を達成しました。冷静さ、俊敏な動き、シュートへの驚異的な反応、相手へのリスペクト……。これらを併せ持つスーペル・ジジだからこそ達成できた記録とも言えます。彼がスパイクを脱ぐ日が近くなっているかもしれませんが、まだまだ私たちティフォージを楽しませてくれるはずです。
第1位 ユベントス・レジェンズの来日
かつては彼らのプレーを観たくてトリノに行ったことがありました。しかし、逆に彼らが日本に来てくれる日を迎えることになるとは想像すらできませんでした。仙台、福岡に続いて2016年は群馬県前橋市でジャパン・レジェンズとフレンドリーマッチを戦いました。今回はJUVENTUS CLUB GIAPPONEメンバーとして参加し、フレンドリーマッチと前日練習に招待していただきました。遠いトリノでユベントスがJUVENTUS CLUB GIAPPONEのことを親身になって考えてくれていることがわかって嬉しい限りでした。また、参加したメンバーと交流を深めることができた素晴らしい時間を共有することができました。
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