13日、ユヴェントスはアンドレア・アニェッリが議長を務める取締役会が1億から2億ユーロの非転換社債の債券貸付を承認、そのあとで2024年2月19日に適格機関投資家に支払われる1億7500万ユーロの非転換社債を発行したことをアナウンスしました。

オフィシャルサイトによると債券は99.436パーセントの価格で発行され、年間の固定クーポンは3.375パーセント。決済は2019年2月19日に予定され、債券はダブリン証券取引所に上場されることになります。この取引が成功したことでアジア、ドイツ、フランス、イギリス、そしてイタリアからの申し込みを受け、このオペレーションは2億5000万ユーロを超える注文を集めました。

イタリアメディアによると、非転換社債によってエクソールの63.8パーセントにある株式保有構造に影響を与えることはないとのこと。

気になるのはユーヴェがこのタイミングでクラブとして初めて債券を発行することを決めたのはなぜかということ。

オフィシャルのアナウンスによると「債務の構造と満期を最適化することによって会社にその事業のための財源を提供すること」です。この「ロナウド債券」は適切なタイミングで実行されたと言えるかもしれません。

2018年6月30日現在、ユーヴェの純負債は310万ユーロで前年の162件から急増して182件の銀行ローン、110件のファクタリングなどから成っています。

クリスティアーノ・ロナウドの獲得によって予算に直接影響するコストはかなり増加しています。一方で売上高は緩やかに増加していくとされています。

ロナウド獲得から進む拡大路線は、もう止まることがないようにも思います。企業としての成長、そしてスポーツ以外での投資。もはや単なるサッカークラブではありません。ユヴェントス・フットボール・クラブ株式会社としてのカラーが更に出てきたようにも見えます。

他のサッカークラブがやってないことを積極的に取り入れ、新たなビジネスモデルに近い形態に向かっているのかもしれません。

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