遂にやってきた。真剣勝負で再びバルセロナとホーム&アウェイを戦うことができる時。そしてもう一度チャンピオンズリーグのタイトルを。

チャンピオンズリーグ準々決勝の相手がバルセロナに決まった際、14年前の2003年に同じチャンピオンズリーグ準々決勝で対戦した時のことを思い出しました。

「バルセロナとの対戦は適切なタイミングでやってきた」。クラブの副会長であるパヴェル・ネドヴェドの言葉にも何か実感がこもっているように感じました。彼は2年前の決勝のことを言いたかったのでしょうが、私は14年前のことから思い出していました。

今や懐かしい思い出になった2003年は、誰よりもチャンピオンズリーグ獲得を願ったネドヴェドが大車輪の活躍をしてバロンドールを獲得したシーズンでした。

オールドトラッフォードで行われた決勝では、累積警告によりそのチェコ人を出場停止で欠いたユヴェントスがミランにPK戦の末に敗れたことを思い出します。

 

いつかきっとこのストーリーの続きがあるはず。そう思い始めて14年の歳月が流れていました。

クラブとチームは多くの困難を経験してきましたが、2015年に再びチャンピオンズリーグ決勝に。

対戦相手は、あのバルセロナ。

しかし、ユーヴェはブラウグラーナのレベルに達してなかったように見えました。

 

翌シーズンにネドヴェドはスポーツディレクターから副会長に就任。

それから僅かな期間でクラブとチームは大きな成長を遂げました。

そして迎えた2016/17シーズンの準々決勝では14年前同様、バルセロナを撃破。チームはあらゆる点でスペインのチャンピオンを上回っていました。

ミステル・アッレグリは3バックに加え、ヨーロッパで戦える4バックを組み込んできました。バルセロナ戦では皆が驚く守備網を完成させ、2ゲームを通して失点を許さず。

選手では2年前の敗北後、大黒柱だったアンドレア・ピルロが去りましたが、ミラレム・ピャニッチを獲得。若いボスニア人はピルロのレベルを落とすことなく、サミ・ケディラと抜群の働きを見せました。

また、アレックス・サンドロとダニ・アウべスの両サイドは、このチームに大きなプラスアルファをもたらしているのがわかります。守備力に加え、足元の巧さを生かした攻撃参加はヨーロッパで戦う大きな武器になっています。

 

バルセロナを退けた今、14年前と同じ道を進むべく最終コーナーを曲がったところです。

2年ぶりの決勝、そして1996年以来21年ぶりの優勝を狙えるところまで到達しました。

ネドヴェドは選手として叶えることができなかった悲願を叶えることはできるでしょうか。

FINO ALLA FINE FORZA JUVENTUS!!

 

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