フィールドを所狭しと動き回るチェコの自由人。ユヴェントスで駆け抜けた8シーズン、パヴェル・ネドヴェドは大車輪の活躍でクラブとチーム、そしてティフォージに多くの喜びを与えてくれたレジェンドのひとりです。
ユーヴェでのネドヴェドのゴールは印象に残るものが数多くありました。その中からベストゴールを選んでみました。
第5位 : 2003年 セリエA インテル戦
ユーヴェが快勝したゲーム。バイタルエリア付近でリリアン・トゥラムからのパスを受けたネドヴェドが振り向きざまに左足を振り抜き、ボールは低い弾道でゴールに吸い込まれていきました。右足も左足も関係なく両方で対応できる彼ならではの素晴らしいゴールでした。
第4位 : 2004年 チャンピオンズリーグ アヤックス戦
ネドヴェドのイメージとは違うゴールだと思います。アレッサンドロ・デル・ピエーロからマウロ・カモラネージと繋いだパスに右足アウトでシュートというよりはグイッと押し出したような動き。キーパーが反応し辛いコースをよく狙ったゴールです。彼のいつものゴールとは違うということで印象深いです。
第3位 : 2004年1月 セリエA ペルージャ戦
バロンドールのお披露目になったゲーム。3-0の勝利を自らのビューティフルゴールで飾りました。これぞネドヴェドの真骨頂とも言える素晴らしいゴールですが、ややアウトにかかっている計算されたシュートです。この試合はメインスタンドで観戦していました。とても寒い日でしたが、ゴールが決まった時は多くのティフォージで埋まったスタジアムはゴール後はスタジアム中がパヴェルコールで包まれていました。
第2位 : 2002年1月 セリエA ウディネーゼ戦
ネドヴェドがユーヴェに加入した最初のシーズン。シーズン開幕当初はなかなか本領を発揮できなかったものの、少しずつ実力を発揮していた頃です。ペナルティエリア右サイドから左足でファーサイドに吸い込まれたゴール。この試合をバックスタンドで観戦していたのですが、美しい放物線を描いて決まったことをよく覚えています。
第1位 : 2003年5月 チャンピオンズリーグ レアル・マドリー戦
ネドヴェドの良さが凝縮されたゴール。ジャンルーカ・ザンブロッタの浮き球のパスに素晴らしい状況判断のもとで動き出しています。絶妙の位置取りでマーカーのフェルナンド・イエロとの競り合いに勝ち、インステップキックで鋭く右足を振り抜きました。ネドヴェド自身が累積警告の影響でミランとの決勝に出場できなかったとはいえ、この大会での活躍ぶりは見事でした。
ネドヴェドの特徴は両利きにも見えるほど左右関係なく蹴ることができるところでした。ピックアップした以外にも2002年4月のピアチェンツァ戦の値千金のゴール、2003年4月のバルセロナ戦での先制点、2005年4月のラツィオ戦での決勝ゴールなど、力と技が凝縮されたスーペルなゴールを思い出します。
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